農林水産物・食品の輸出額

農林水産物・食品の輸出額は、日本から海外へ輸出された農産物・林産物・水産物と食品の金額の合計です。農林水産省の食料・農業・農村白書が毎年、前年の実績を示しています。ここでは令和4年版から令和8年版までの5つの年版が示した値を、対象年の順に並べています。

推移

単位: 億円(掲載: 食料・農業・農村白書)

年版対象期間値出典
令和4年版—1兆円を突破トピックスで1兆円突破を取り上げた令和4年版 食料・農業・農村白書
令和5年版2022年 (令和4年)1兆4,148億円前年比14.3%増で過去最高を更新。うち農産物は8,870億円令和5年版 食料・農業・農村白書
令和6年版2023年 (令和5年)1兆4,541億円前年比2.8%増で過去最高を更新令和6年版 食料・農業・農村白書
令和7年版2024年 (令和6年)1兆5,071億円初めて1.5兆円を超えた令和7年版 食料・農業・農村白書
令和8年版2025年 (令和7年)1兆7,005億円前年比12.8%増で過去最高を更新。2兆円の中間目標には届かず令和8年版 食料・農業・農村白書
  • 2022年 (令和4年)1兆4,148億円
  • 2023年 (令和5年)1兆4,541億円
  • 2024年 (令和6年)1兆5,071億円
  • 2025年 (令和7年)1兆7,005億円

この数字の定義

農林水産物・食品の輸出額は、財務省の貿易統計をもとに農林水産省が集計した、農産物・林産物・水産物と、それらを原料とする加工食品などの輸出金額の合計です。農産物の区分には畜産物や加工食品、酒類なども含まれ、品目別・輸出先別の内訳も公表されています。白書では、全体の額とともに農産物・林産物・水産物の内訳も示されます。

集計は暦年(1月から12月)単位で、各年版には公表の前年の実績が収録されます。金額は円建てのため、輸出の数量が同じでも為替相場の変動によって増減します。食料自給率のように年度単位で集計される指標とは集計期間が異なるため、並べて比べる際は注意が必要です。

白書での使われ方

白書は輸出額を、人口減少で国内市場が縮小する中での販路拡大の成果を示す数字として扱っています。令和3年版は輸出の新たな戦略をトピックスで紹介し、令和4年版は1兆円の突破を、令和5・6年版は過去最高の更新を取り上げ、令和5年版は海外の外食需要の回復や為替相場の影響を増加の背景に挙げました。

令和7年版は新たな食料・農業・農村基本計画の目標の一つに輸出額5兆円を掲げ、令和8年版は2025年に過去最高を更新した一方で2兆円の中間目標には届かなかったと整理しています。輸出額は、実績の伸びを示すだけでなく、政府目標との距離を測る指標としても使われています。

読むときの注意

  • 年版と対象年は1年ずれます。令和8年版(公式名は令和7年度 食料・農業・農村白書)の値は2025年の実績です。本サイトの年版名と白書の公式名称で年度の表記が異なる点にも注意してください。
  • 令和4年版の値は、本サイトの要約では「1兆円を突破」という記述のみで、正確な金額と対象年を記録していません。数値として比較する場合は、令和5年版以降の値を使ってください。
  • 輸出額は円建ての金額で、円安の局面では数量が増えなくても膨らみます。増加の要因を読むときは、白書が挙げる海外の外食需要や為替相場の影響などの説明とあわせて確認してください。

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