令和7年版 厚生労働白書

厚生労働省令和7年版公開: 2025年7月

この年版の概要

若者に向けて社会保障・労働施策の役割を解説する第1部。高校生3,000人調査で各制度への関心と理解の現状を示し、社会保障教育・労働法教育の効果と、全世代型社会保障に向けた今後の方向性を整理。

令和7年版 厚生労働白書は、厚生労働省(厚生労働省 政策統括官(総合政策担当))が2025年7月に公表した厚生労働白書の令和7年版です。厚生労働白書は法定白書ではなく、厚生労働省が刊行する年次報告で、例年毎年夏〜秋(7月〜9月ごろ)に公表されています。 翌年版は令和8年版 厚生労働白書、前年版は令和6年版 厚生労働白書です。

この年版のポイント

正式名称・テーマ: 令和7年版 厚生労働白書(令和6年度厚生労働行政年次報告) / 次世代の主役となる若者の皆さんへ -変化する社会における社会保障・労働施策の役割を知る-

  1. 人口減少・超高齢社会を迎える日本では「全世代型社会保障」が求められるとし、少子化・人口減少の流れを変える、超高齢社会に備える、地域の支え合いを強めるという3つの観点から社会保障・労働施策の現状と今後の方向性を整理している。
  2. 高校生3,000人へのアンケート(2025年1月実施)では、関心がある割合は介護で4割強、福祉・公衆衛生で5割弱、医療・年金で6割前後、労働分野で8割前後。各制度を理解している割合はいずれも5〜6割にとどまった。
  3. 社会保障教育や労働法教育を受けた経験がある高校生は、受けていない生徒に比べて社会保障・労働施策への関心度や理解度が高い傾向が示され、教育の効果が確認された。
  4. 社会保障・労働施策を知る意義として、生活上の困り事や職場トラブルの解決、万一への備え、将来の主体的な選択といったミクロの視点と、支え合いの仕組みを理解し制度を支える当事者として関わるマクロの視点を提示している。
  5. 今後の方向性として、学校教育や金融経済教育との連携、社会保障教育と労働法教育の相互連携、本省と地方支分部局の連携を推進し、次世代を担う若者とともに制度の在り方を不断に考えていく必要性を指摘している。

出典: 厚生労働省「令和7年版厚生労働白書」概要版 をもとに白書ポータル運営者が要約。数値は資料記載時点のもの。

主なキーワード

若者社会保障教育労働法教育

厚生労働白書とは

厚生労働白書は、社会保障・医療・介護・年金・雇用・労働・子育て支援など、厚生労働省が所管する幅広い分野の現状と施策をまとめた年次報告です。第1部でその年のテーマ(例: こころの健康、つながり・支え合い、人口減少下の社会保障)を分析し、第2部で各分野の政策課題と対応を網羅的に記述する二部構成が定着しています。

例年の構成
  • 第1部: テーマ分析(その年の特集テーマに沿った現状分析と課題提起)
  • 第2部: 現下の政策課題への対応(子ども・子育て、医療、介護、年金、雇用、労働条件、生活支援など分野別)
  • 資料編: 制度の概要、統計資料、施策の一覧
厚生労働白書の読み方・法的根拠・活用シーンを読む →

PDF資料(厚生労働省公式サイト)

白書本文は厚生労働省の公式サイトで PDF として無償公開されています。章ごとの分割 PDF と全文 PDF が用意されているのが一般的です。

PDF版を閲覧する(外部サイト) →

厚生労働白書の他の年版

令和8年版 厚生労働白書
公開: 2026.09

高齢者人口がピークを迎える2040年を見据え、医療・介護・福祉の現場の人材確保を特集。担い手不足への国民の不安、病院の58%が赤字という経営環境、ICT・AI・ロボット活用による生産性向上と業務の再設計の必要性を整理。

令和6年版 厚生労働白書
公開: 2024.08

人口減少時代における社会保障の持続可能性。医療・介護・年金制度改革の方向性。

令和5年版 厚生労働白書
公開: 2023.09

人口減少時代における社会保障の持続可能性。医療・介護・年金制度改革の方向性。

令和4年版 厚生労働白書
公開: 2022.09

人口減少時代における社会保障の持続可能性。医療・介護・年金制度改革の方向性。

令和3年版 厚生労働白書
公開: 2021.09

人口減少時代における社会保障の持続可能性。医療・介護・年金制度改革の方向性。

令和2年版 厚生労働白書
公開: 2020.09

人口減少時代における社会保障の持続可能性。医療・介護・年金制度改革の方向性。

関連用語

人手不足社会全世代型社会保障政策地域包括ケアシステム政策合計特殊出生率社会

出典と引用について

本ページの概要・解説は白書ポータル運営者が厚生労働省の公式ページと白書本文をもとに執筆したものです。 白書本文の著作権は厚生労働省に帰属します。本文の数値・図表を引用する際は「令和7年版 厚生労働白書」と該当ページを明記し、厚生労働省の利用規約に従ってください。